
ダイヤフラムを構成する面材そのものの強度も、ツーバイフォー工法を支える大きな要素の一つです。構造用合板は双方向からの荷重に耐えられるように、各板の繊維方向を一枚ごとに直交して重ねた重層構造で構成されています。これらはすべて日本農林規格(JAS)の基準に基づいて製造されたものです。
6面の壁・床・天井それぞれが優れた強度を持ち、地震に対抗。
ツーバイフォー工法と在来工法との大きな違いは、面構造にあります。前述の通り、一般木造住宅では柱や梁によって建物を支えるのに対し、ツーバイフォー工法では優れた強度のランバー材による枠組みと構造用合板を一体化されたダイヤフラムで壁・床・天井の6面を構成して、地震などの外力に強い構造となっています。

地震エネルギーは建物に水平方向の力を加えます。例えば、急に発車した電車の中で立っている人バランスを崩し倒れそうになります。この現象と同じことが住宅にも起こるのです。木の家は鉄やコンクリートに比べて軽い素材なので、この力も小さくなります。さらにこの軽くて丈夫な木を面構造にして、箱のような家にすることで地震に強い住宅が実現できるのです。
1987年に建設省と日本ツーバイフォー建築協会によっておこなわれた3階建て住宅の実物大構造実験でも、一般の木造住宅に規定されている設計荷重の約2.3倍もの力に耐えることが証明されています。
